2008年1月13日日曜日

アメリカ大統領

08年アメリカ大統領の選挙が始まった。
私の知っているアメリカは
多くのフィルターを通過して届く
極々、限られた情報をイメージした物にすぎないだろう。
イメージの味付けは
テレビ、映画、
そして日本語版のプレーボーイ。
おっと、これは昔の話だな。
幾らかマシなソースとしては、
実写のニュース映像。
だから、
ここで云うアメリカは幻想にすぎないかも知れない。
だが、しかし、
住んでいる昨今の日本が
何がなんだか判らなくなっていることを思えば、
全く論が立たない訳でもあるまい。
そのアメリカが新しい大統領を選ぶ。
過去のスキャンダルを味方にした前大統領夫人が評判だ。
見た目では彼女が一番様子が好い。
見た目である。
だが、
見た目をおろそかにしてはいけない、
我が国の元首では
細川護煕氏が好かった。
他の人に付いては自分で考えてください、
ここで多くは語りませんが、判って頂けると思います。
細川護煕さんは
少なくとも品があった。
説明は他聞に譲るが
国家元首なる物は
「品」だけで十分に勤まる仕事だ。
言い方を変えれば、
「品」は国家のリーダーにとって、
必用、且つ、十分な要素だ。
ついでに書くと
昨今、品格なる言葉で
印税を稼いでいる方がいらっしゃる。
「人格」という言葉もそうだが
どちらも「格」は無い、
有るとすれば「質」か。
「品質」「人質」は「格」よりずーっと大切です。
話を戻す。
アメリカはすごい!
何がすごいかと云えば、
車がデカイ、土地が広い(らしい)
そして「自由」というものが有るらしい。
すごいと云っても
出てくるのはこんな程度の話。
だが、
私は常日頃から
アメリカは人類の実験場だと思っている。
「自由」の意味を
多くの犠牲を払って
世界中に示そうとしている、
いわば「ラボ大陸」。
実験が成功すれば、
平和をも持続させる輝かしい自由、
「パーフェクト自由」がきっと見つかる、
ホワイトハウスはそう思っているのに違いない。
今は違う、
世界はそのようにはなっていない、
アメリカはまだ実験を続けているが
この瞬間、何処かで爆弾が活躍している今が
「ラボ大陸アメリカ」の中間報告だ。
誰もが気付いているはずだ、
賛否両論を認めても、
ゲバラ、キング牧師、ガンジー、
ジョンレノン、マザーテレサ、
その他、名前の知らない千の風になった人達が
何をしようとしたか、
誰もが気付いているはずだ。
今度のアメリカ大統領には
「国の繁栄」「国家の利益」等という
ケチな考え方は捨てて欲しい。
宇宙規模とは云わないが
せめて
地球規模のスケールで考え方を構築して
辛抱強く具現化して欲しい。
多様性の共存を支える哲学を持つことこそ、
今の地球に必用なリーダーの「品質」だ。
小さな誤解と無理解が
地球を宇宙のチリにしてしまう
コントロール不能の兵器群。
そのスイッチを
貴方、アメリカ大統領は
一番多く持つ人になるのだから。