2007年5月31日木曜日

猫の文明

赤瀬川原平さんの「猫の文明」を図書館で借りて読んでます。
先に我パートナー
同居猫mとiの人間のお母さんが読んで、
貸し出しを延長して頂き、
私が読み始めました。
赤瀬川原平さんは「老人力」で知りましたが、
テレビで二三度は意見した以外は
本は今度が始めてです。
楽しい挿絵と軽妙な語り口は、
文句無く、好いですね、、。
本の「はじめに」の中で、
「猫の文明は人間の文明である」と
ゆるーく、かるーく、書いていらっしゃいます。



さてこの写真のポイントは水色の椅子です。
なぜ、ここにあるのか?
食器棚の上の60年代のトースターと電気釜。
この二つに興味があるらしく、
登ろうとして頑張っていたことがありました。
自力で登るのはさして問題は無いようなのですが、
食器棚のガラスで怪我をしないようにとの
配慮がこの椅子。他に何の用も無いのです。
我が家でも猫の文明が進化しているのです。
人間が歩くことが少なくなって、
足腰が弱くなったように、
猫くんたちもきっとジャンプ力が弱くなる。
そういえばこのように座っている姿は、
スフィンクスの形、
猫の文明は人間の文明、なるほどそうかもしれない。

2007年5月30日水曜日

部屋と部屋を結ぶトンネル

猫くんの通路
部屋と部屋はこんな所でもつながっています。
ここは小さな収納なんですが、今はトンネル。
i君が休憩に使うことが多いのですが、
最近は私達の後ろに回る為に、
使うことも多く、
ぼんやりしていると、
「あれ!」と云う感じで、
傍に来ていることがあります。

2007年5月29日火曜日

部屋中が遊び場


外に出さない方針で共同生活をすることになりました。
考えてみれば酷なことです。
狭いマンションから出ることが出来ない、
今まではあらゆる危険と餓え、寒さが彼らを容赦なく襲いましたが、
これから自由の範囲が彼らにストレスを与えることでしょう。
毎日小さな改装を重ねて、
どの部屋も人間の目につかないように移動できるようにしました。
段ボールの階段や隠れ家もありますので次回、紹介します。
研究者の方が
動物の行動を全て人間に置き換えるのは
理解を間違ったほうに導く危険があると
警告していたように記憶しています。
客観的に観察を積み重ねることが、
彼らのためになると思いますので、
この警告は大切にします。

2007年5月27日日曜日

猫物語5


部屋中を遊び場にする為に、
パートナーは日夜段ボールで、
内装工事をしています。
二月に入る頃から市販の「猫じゃら」で
遊ぶ?ような時間も出来ました。
新聞がこすれる音が好きなようです。
以下のアドレスは
猫くんたちとの共同生活を始めた頃、
大変お世話になりました。
ネット上で何らかのお返しをしたいと思っています、
遅まきながらこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
知識や知恵も頂きましたが、
何より心強い感じが致しました。
http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Brick/2349/page004.html

http://www.eonet.ne.jp/~tukiyono/siru.html

http://www2u.biglobe.ne.jp/~ma-guro/tensi/index.html#cat

http://cherubims.ciao.jp/contact/link/index.html

http://www.geocities.jp/nekojaracjp/chiikineko.html

http://www2u.biglobe.ne.jp/~ma-guro/tensi/ten_douho.html

http://noranekogaku.blog8.fc2.com/

http://www.daisuki-kanda.com/07cat.html

猫物語5


部屋中を遊び場にする為に、
パートナーは日夜段ボールで、
内装工事をしています。
二月に入る頃から市販の「猫じゃら」で
遊ぶ?ような時間も出来ました。
新聞がこすれる音が好きなようです。
猫くんたちとの共同生活を始めた頃、
ネットの情報にお世話になりました。
ネット上で何らかのお返しをしたいと思っています、
遅まきながらこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
知識や知恵も頂きましたが、
何より心強い感じが致しました。

2007年5月26日土曜日

猫物語4

猫物語
限られた範囲の中で
自分たちの居所を
注意深く探しています。
容易にに姿を見ることは
出来ないのですが、
こちらから探すことは
しないようにして
様子を見ることにしました。
猫物語
突然の環境の変化、
恐怖の体験となった手術、
外に出られないストレス、
これらの悪条件の中でも、
彼らは一度も
トイレの場所を
間違うことがありません。
それは
半年が過ぎた今でも同じです。
人間のほうが落ち着くと、
外に残されている
猫たちのことが
以前より身近な事実として
胸に込み上げてきます。
今後、
何が出来て、
何が出来ないのか、
根本的な解決方法を探るのと、
対処療法の両面が
必要なようです。
0より1のほうが
遥かに多い数なのだと、
自分に言い聞かせては
いるのですが、
空しさのほうが少し強い。
母親は「m」息子は「i」
現代が生み育てた野生が
狭い我が家でどのように生きていくのか、
注意深く見守ることで、
新しい道が見えてくることを
期待している。

2007年5月25日金曜日

猫物語3


悲しむべき野生の摂理です。
種族保存本能が予想より早く出現しました。
親子ですので、状況はお判り頂けると思います。
さて、先ずは捕獲。
都会の野生は簡単にゲージに入るはずも無く、
凄まじい行動力で逃げ惑いました。
ドクターは食事に麻酔剤を混合して、
眠ってもらうことを提案してくれました。
一応、薬はもらってきましたが、
服用させる気にはなりませんでした。
応急的な知識ですが、ショック死もあり得ます。
なんとか段ボールに入っている二つの命を、
そのままゲージに入れました。
タクシーのトランクの中で、
揺られながらどんなに恐ろしい思いをしたことでしょう。
次の日、
退院を迎えにいって、
ゲージの中の二つの命を観たときに、
不覚にも涙がこぼれました。
なんと、
母猫は子猫に覆いかぶさって必死に守っていたのです。
麻酔が完全に切れた訳ではありません、
極端な動きは自分の腹をもう一度切ることになります。
完全に人間を信じなくなっていました。
ごめんなさい、二つの命。
タクシーがマンションに着きました、
まだ一声も泣きません、
自分の居場所を知られまいとする必死の野生です。
ところがエレベーター前に付いたときです、
二週間過ごしただけの我が家が判ったのでしょうか、
それまで聞いたことの無い、
心細そうな、生まれたての赤ちゃんのような、
泣き声を上げました。
二度目の涙が私の心の抑えを無視して、
眼鏡を曇らせました。ごめんなさい、二つの命。
部屋でゲージの扉を開けてもすぐには出てきませんでした。
私達はじっと彼らから見えないソファで
やりきれない思いをこらえていました。
地域猫の存在は決して小さな問題ではないと思います。
地球の温暖化とも決して無関係ではない。

2007年5月24日木曜日

猫物語2



我が家に来て直後の様子です。
名前はお母さんが「m」息子が「i」。
mも少しふっくらしていますがiは「まんまる」で、
新種の動物かと思ったりしました(冗談ですが)。
お母さんのmの目つきは変わっていませんが、
iはやはり子供ですね、
自分に何が起きたかあまり気にした様子は無く、
こんな感じです。
家猫になって二三日は一部屋を独占して
トイレと食事意外は私達の眼に触れることはありませんでした。
押入の奥深くひっそりと警戒しながら過ごしていたようです。
部屋のしきりの襖も10cm位だけ開けて、
いっさい自由にさせておきました。
夜中はごそごそと動いていたようですが、
一日に数回観る程度の日々が続きました。
このままでも好いなあ、首輪を付ける気もないし、
ダッコする気もない、その辺で自由に暮らしてくれれば、
それを眺めさせてもらおう、そんな感じでしたね。
でも、考えてみたら、
有る程度の信頼関係が出来なければ、
病院にも連れて行けない、
まっ、何とかなるだろうとユルク考えることにして、
2007年を無事に迎えることになるのですが、、。

2007年5月23日水曜日

猫物語



この猫くんたちは2006年の12月13日まで都会のジャングルに住んでいました。
親切な人達のおかげで食事はなんとか確保できていたようです。
始めに逢ったのは母親(上の写真)でしたが、冬の足音が聞こえる頃には息子と一緒の姿を見ました。「食事はなんとかしても息子の方が冬を越せるかどうかは判らない」
親切な街の人達は経験からそれを承知していました。人生の進路を変えようと考えていた私達夫婦はこの二つの命と同居することを条件に住まいを探しました。どうやら住居も決まり同居を初めたのですがすぐに悲しくつらい思いをさせることになります。その原因は間違いなく私達人間にあります。